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海斗が淡い口紅を持ち、私の唇をなぞる。
その上からグロスを塗られた後、海斗は巻き髪用のアイロンを取り出した。
髪が緩やかに巻かれている。
なんだか気持ちいい。
私は目を閉じ、その感覚を楽しんだ。
「よし、出来た」
しばらくして、海斗の声が響く。
私は目を開くと海斗を見た。
海斗は、しばらく私の姿を確認する。
「見たい?」
海斗の質問に、私は大きく頷いた。
海斗が私の椅子を、ゆっくりと回す。
やがて、ドレッサーの前に向けられた私は、思わず息をのんだ。
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