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シフォンワンピースに身を包んだ全く違う私。
綺麗に化粧され、唇はピンクの輝きを放つ。
目元もパッチリとし、全然印象が違う。
髪は巻かれ、上半分が後ろでおだんごにされている。
「本当は、髪色をもう少し軽めにしたいんだよな」
海斗が私の髪を指でくるくると持て遊ぶ。
私は信じられない表情で海斗を見た。
「これ、私?」
海斗は、悪戯っぽく笑う。
「他に誰がいんだよ」
細身のヒールを持ち、私の前にかがむ。
「ほれ、足出して」
私がおずおずと足を出すと、海斗はゆっくりとヒールをはかせてくれた。
まるでガラスの靴をはくシンデレラだ。
私は夢見心地でその光景を見つめた。
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