第4章

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海斗は、私をおいて部屋を出るとしばらく帰らなかった。 私は鏡の前で何度もその姿を見返した。 本当に信じられない。 地味な私は何処にもいない。 鏡の中には華やかな私が笑ってる。 「あら、すごく可愛いじゃない」 さっきのママがびっくりした顔で入ってきた。 「だろ?これなら文句ないよな」 海斗はにやりと口許に笑みを浮かべる。 ママは、私の手をとって笑顔のまま告げた。 「貴女、私のもう1つの仕事手伝わない?」 それが私とママの出会いだった。
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