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私は部屋で目を覚ました。
いつの間にか眠ってしまったらしい。
時計は7時を指している。
久しぶりにあの時の夢を見た。
ママは、海斗から事情を聞いたのだろう。
仕事の内容を説明した後に付け加えた。
「真面目に考えなくてもいいし、絶対危険な目にはあわせないから。
ただ仕事中は辛い事も忘れられると思うのよ。お客様を癒すと同時に、貴女も癒されて欲しいわ」
ママは笑って言った。
確かに、和人さんに会うまで何人かの男の人に出会ったけど、皆とっても紳士で優しかった。
楽しい時に、仕事中は家の事が忘れられたっけ。
それに、和人さんにも会えた。
今では本当に感謝してる。
海斗とママに。
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