第5章

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私は部屋で目を覚ました。 いつの間にか眠ってしまったらしい。 時計は7時を指している。 久しぶりにあの時の夢を見た。 ママは、海斗から事情を聞いたのだろう。 仕事の内容を説明した後に付け加えた。 「真面目に考えなくてもいいし、絶対危険な目にはあわせないから。 ただ仕事中は辛い事も忘れられると思うのよ。お客様を癒すと同時に、貴女も癒されて欲しいわ」 ママは笑って言った。 確かに、和人さんに会うまで何人かの男の人に出会ったけど、皆とっても紳士で優しかった。 楽しい時に、仕事中は家の事が忘れられたっけ。 それに、和人さんにも会えた。 今では本当に感謝してる。 海斗とママに。
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