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制服に袖を通し鞄を持った。
階段を降りると、母はもういなかった。テーブルには朝御飯だけが置かれている。
最近父は帰ってこない事が増えた。
あの女の元から会社にいってる。
だから私はいつも一人。
一応手をつけたけど、味気なくて途中でやめた。
お皿を片付け、準備をすると家を出る。
いつもなら学校に行くのは気が進まない。
だけど今日は違う。
海斗との約束が気になっている。
一体なんなんだろ。仕事じゃない用事って。
なんだかわくわくするな。
私はウキウキしながら学校に向かった。
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