第5章

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制服に袖を通し鞄を持った。 階段を降りると、母はもういなかった。テーブルには朝御飯だけが置かれている。 最近父は帰ってこない事が増えた。 あの女の元から会社にいってる。 だから私はいつも一人。 一応手をつけたけど、味気なくて途中でやめた。 お皿を片付け、準備をすると家を出る。 いつもなら学校に行くのは気が進まない。 だけど今日は違う。 海斗との約束が気になっている。 一体なんなんだろ。仕事じゃない用事って。 なんだかわくわくするな。 私はウキウキしながら学校に向かった。
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