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学校に着くと春菜が笑顔で近寄ってきて、私に何かを手渡す。
「何?」
小さな包みにリボンがついている。
包みを開くと、中から携帯ストラップが出てきた。
「あれから大和くん達と遊びにいってさ。それお土産」
ストラップは小さな宝石に小さいガラスの靴がついていた。
「可愛いね」
「うん、それ恋愛成就のお守り。優花にいい彼氏ができます様に」
私はお礼を言うと、携帯につけた。ガラスの靴がきらきら輝いてとても綺麗。
「効くといいね」
後ろから春菜が囁いた。
「うん」
本当に効くといいな。
本気でそう思う。
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