第5章

4/16

46983人が本棚に入れています
本棚に追加
/204ページ
学校に着くと春菜が笑顔で近寄ってきて、私に何かを手渡す。 「何?」 小さな包みにリボンがついている。 包みを開くと、中から携帯ストラップが出てきた。 「あれから大和くん達と遊びにいってさ。それお土産」 ストラップは小さな宝石に小さいガラスの靴がついていた。 「可愛いね」 「うん、それ恋愛成就のお守り。優花にいい彼氏ができます様に」 私はお礼を言うと、携帯につけた。ガラスの靴がきらきら輝いてとても綺麗。 「効くといいね」 後ろから春菜が囁いた。 「うん」 本当に効くといいな。 本気でそう思う。
/204ページ

最初のコメントを投稿しよう!

46983人が本棚に入れています
本棚に追加