第5章

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「頼むよ、撮影押しちゃっててさ。すぐ終わるし、終わったら何でも言うこと聞いてやるから」 真剣にお願いされちゃうと、折れざるおえない。 「…わかった」 了承した私に海斗は私の手を握りそのまま額につけ拝んだ。 「サンキュー!ありがと!助かった!」 本気で喜ぶ海斗に、引き受けて良かったな、と私は心の中で笑った。 まさか、 これが真実を知る第一歩になるとは思わなかったんだ。
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