第7章

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「でも、正直さ」 髪をとかしながら海斗が言う。 「最近のお前、変わって来たからさ。別にいけんじゃね?」 そんな事して、学校にでもバレたら大変だ。 それに、和人は私が高校生だって知らない。 知ったらどんな顔をするだろう。 なにしろ、一回りも違うのだから。 もう、こんな風に誘ってくれなくなるかも。 「バレたら、辞めなきゃいけないもの。だからちゃんとして」 私の愚痴に、海斗は面倒くさげに「はいはい」と答えた。
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