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一方、リツたちは・・・
リク「何で俺と戦いたいって言ったんだ?」
キッとリツを睨みながらナックラーを構えるリク・・・
リツ「それは、俺たちは同じ魔族だからに決まっている。」
そう言ったリツは暗器を構えている。
リク「確かに、俺たちは魔族だけど・・・」
リクは馬鹿なのか、それとこれと何が関係しているのかと言わんばかりの目をしている。
リツ「お前は馬鹿か?俺たち魔族が人間とマトモにやり合ったら殺してしまう可能性があるだろ?」
リツはリクに呆れたような顔をして言う。
リク「そりゃ・・・そうだけど・・・」
まだ納得していないのか、眉がハの目に曲がっている。
リツ「やっと出来た人間の友達なんだろ?」
そう言ったリツはチラリとショウを見る。
リク「それはお前だってそうなんじゃないのか?」
リツの態度にピクリと反応して言い返すリク・・・
リツ「そうだよ・・・だからこそ、自分の力加減を誤ってアイツを殺したくないんだ。」
そう言ったリツはどこか悲しそうで・・・
リク「それは俺だって一緒だ!!」
そんなリツを見たリクは眉間にシワを寄せて言った。
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