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昔、世界は地界だけだった。
その世界で魔族と人間は戦っていた。
そして、その戦いもピリオードを打つ・・・
魔王は勇者に敗れ、別世界に閉じ込められてしまった。
魔王に仕えていた魔族たちは散り散りに・・・
魔王が使っていた武器や使い魔は魔王の忠実な部下が引き取り、どこかに隠した。
そしてそれを守っていたのが妖精・・・
勇者は魔王の城を探索し、魔王しか使えない魔笛をどこかに隠したのだった。
封印された魔王は勇者との戦いで力を失い、子供が一人しか造れなくなってしまった。
魔王は勇者を憎み、地界に行こうと移動台を作ったが、地界に行くには誰かが犠牲にならなければならなかった。
何故なら、勇者は魔王が地界に来れないようにと強力な魔法をかけたのだ。
魔界にしかいられない魔王は次から次へと受け継がれていくが、時代事に魔王の子は人に近付いていき、ショウが産まれた時には人間と同じような姿をしていた。
魔族には反魔王派がいた。
魔王の力が弱くなったと見計らった反魔王派はショウを地界に送る。
地界にいた反魔王派は魔王の力に近い者が来たと感じ取り、適当な人間に呪いをかけた。
それがグレイ・・・
しかし反魔王派の呪いは無意味であった。
自分が魔王の子とは知らず、妖精の導きによって武器と使い魔を手に入れたショウ・・・
しかし、反魔王派は諦めてはいない。
魔界は王がいなくなり、魔界が無くなる。
力が弱まった魔王を倒すのは今しかない・・・
闇が・・・動き出す。
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