~狩りに生きる~

2/16
前へ
/130ページ
次へ
朝日が降り注ぐ… 「ガイアー!!でてこーい!もう7時だよー」 ガイア「zzZ…ムニャ…ン~………んあ!?ヤバいヤバいもう行かなきゃ!!」 重い瞼を擦りながらベットから飛び起きる。体の節々が痛む。 ガイアは急いで防具を取り付ける。 防具にはリオレイアの堅い素材を散りばめられ、合金が光沢を放っている。 武器は愛用の太刀、鉄刀【神楽】である。鋭い切れ味を持つ。 おぼつかない手で戸を開ける。そこには少し眉間にシワを寄せた友人、ベルベットが仁王立ちしていた。 ガイア「ゴメンゴメン;昨日訓練で疲れてたから…つい」 ベルベット「言い訳無用!!…なーんてね。早速、昨日村長に頼まれたイャンクックを討伐するわよー」 綺麗に整った顔立ちと白い肌、少しキツい二重の目に、少し潤んだ瞳。口を開かなければ魅力的なのに…。 つくづくそう思う。 ベルベット「…?なに見てんの気持ち悪い…」 そう言いながらベルベットは剣を研いでいる。 その剣は【デスパライズ】 ゲネポスの牙が取り付てあり、触れた者は麻痺してしまうという特性を持っている。いわゆる麻痺属性ってやつだ。 ベルベット「よし!2人とも準備完了だね。」 ガイア「さて、行くかっ」 ガイアは工房に向かって 「オヤジー!!ちょっくら行って来る」と叫ぶ。 アーサー「はいよ!」 アーサーは軽く手を挙げ返事をする。 支度が整った2人は集会所に入っていった…。
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!

85人が本棚に入れています
本棚に追加