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朝日が降り注ぐ…
「ガイアー!!でてこーい!もう7時だよー」
ガイア「zzZ…ムニャ…ン~………んあ!?ヤバいヤバいもう行かなきゃ!!」
重い瞼を擦りながらベットから飛び起きる。体の節々が痛む。
ガイアは急いで防具を取り付ける。
防具にはリオレイアの堅い素材を散りばめられ、合金が光沢を放っている。
武器は愛用の太刀、鉄刀【神楽】である。鋭い切れ味を持つ。
おぼつかない手で戸を開ける。そこには少し眉間にシワを寄せた友人、ベルベットが仁王立ちしていた。
ガイア「ゴメンゴメン;昨日訓練で疲れてたから…つい」
ベルベット「言い訳無用!!…なーんてね。早速、昨日村長に頼まれたイャンクックを討伐するわよー」
綺麗に整った顔立ちと白い肌、少しキツい二重の目に、少し潤んだ瞳。口を開かなければ魅力的なのに…。
つくづくそう思う。
ベルベット「…?なに見てんの気持ち悪い…」
そう言いながらベルベットは剣を研いでいる。
その剣は【デスパライズ】
ゲネポスの牙が取り付てあり、触れた者は麻痺してしまうという特性を持っている。いわゆる麻痺属性ってやつだ。
ベルベット「よし!2人とも準備完了だね。」
ガイア「さて、行くかっ」
ガイアは工房に向かって
「オヤジー!!ちょっくら行って来る」と叫ぶ。
アーサー「はいよ!」
アーサーは軽く手を挙げ返事をする。
支度が整った2人は集会所に入っていった…。
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