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フラウは、500メートルほど離れた西の山を目指していた。
ドンドルマを出たあと、ゴツゴツした岩の道を歩き続けること約30分、目標の山のふもとに辿り着いた。
フラウ『ふぅ。ここに来るまでに疲れたわ…』
独り言を言いながら足をほぐす。ずっしりと弾の入った左足のポーチを確認したあと、山の中へ入っていった。
~内部~
山の内部へ入った。入ってすぐ、管理者がいるのに気付いた。
管理者『あなたがフラウさんですね。紙をこちらに渡してください』
フラウ『あ、はい!』
ポーチに挟まっていた紙を渡す。
管理者『確かに受けとりました。これを受け取って下さい』
管理者は後ろからクーラードリンクを取り出し、フラウに渡す。
フラウ『ありがとうございます』
管理者『支給品は私の横にある箱の中から持って行って下さい』
山の管理者がいる横には支給品ボックスよりは小さい茶色い箱があった。
フラウはその中から、内部の道が記されている地図と、応急薬のみを取り出した。とは言え、使えそうなアイテムはこれしかなかったのだ。
管理者『それでは、お気を付けて…』
クーラードリンクを飲み、いくつもの穴がある内部を進んでいった。
フラウ『バサルモスはーっと』
薄暗い内部の中、とりあえずボウガンに弾を込めた。そこにはバサルモスらしき岩はなかった。また先を進む。
溶岩がふつふつと煮えたぎる火口付近に着いた。
フラウ『あ…見っけ!』
大きな岩が連なっている物体を見つけた。
バサルモスは、鉱石や岩をむさぼり成長する。そして体に岩を生やすのだ。
フラウはボウガンを構え、バサルモスらしき物体に向けて撃った。
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