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病院にやっと着く
『わぁ!ありがとうお兄ちゃん。』
『それから店員さんがお前にって。』
『可愛いー!あ、んじゃお礼の手紙書かなきゃ!お兄ちゃん、悪いけどまた行ってくれる?』
『あぁ、いいよ。』
あの少女にまた会える
そう思うと
花瓶に飾ってある花束があの時の天使のような笑顔を思い出させた
遊子から受け取った少女宛ての手紙
『朽木…ルキア…ルキアって言うのか…。』
あの時名前を聞くのを忘れていて…
というより名前を聞く以前に見とれてしまっていた
それから毎日
一護は手紙を届けたり
花を買いに店に何度も通った
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
『こんちはー…。』
『あ!いらっしゃい。』
店に入ると迎え入れてくれたのはルキアだった
『これ遊子からです。』
『ありがとう。やはり遊子ちゃんの言っていた通りだ…。』
『え…?』
『周りからは怖いって思われてるけどすごく優しい自慢のお兄ちゃんだって…。』
『え…えと//』
『優しいですね。遊子ちゃんのお兄ちゃんは…。』
『お兄ちゃんじゃなくて黒崎…一護です。』
『一護…一護か!私は…―』
『朽木ルキア…だろ?』
『何故私の…?』
『遊子がいつも書いてる手紙に名前書いてあって。』
その後意気投合して
日が暮れるまで話した
もちろん店には
一護とルキアだけ
毎日学校が終わっては病院に行ってその帰りに花屋によった
ただ…ルキアに会いたくて…
出会った時から動いていた想いは
今、好きという感情が湧いていた
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