forget me not

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『なんだ…?』 何かが落ちてきた 勿忘草が包装されていた袋から白いメッセージカードが落ちる 『“一護へ”?』 それはルキアからの一護宛ての手紙だった 手紙にはこう書かれていた “私を忘れないで” と…… 下の方に学校の名前が書いてあった 『星羚学園…?もしかして…!』 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 『ルキアちゃんまた明日ね!』 『あぁ、また。』 星羚学園女子高等部に通うルキア まさにお嬢様が通う学校だ すると校門の前が騒がしかった 『なんだ…?』 気になって自分も校門に行ってみる するとその先には オレンジ色の髪をした少年が 『一護!?』 『…ルキア?』 すぐに一護の元へ駆け寄る 『どうしてここにいるのだ…?』 『どうしてって…お前に会いに来たんだよ。』 『私に…?』 『女子高の前に来るの結構勇気いるな…しかもお嬢様だったなんてな。』 『それは…―』 ルキアが言葉を発する前に一護に抱き締められた 『なぁ…ルキア…俺、お前のこと好きだ。』 『一護…。』 『俺、ずっと逃げてた。お前を抱き締めたあの日から…迷ってだから会いに行けなかった。』 ルキアは無言で一護を見つめる 『だけどお前がくれたあの花の花言葉。“私を忘れないで”って遊子から聞いた時気付いたんだ………お前が好きだって。』 『い…ちご…。』 『……で?お前の答えは?』 『私も好きだよ。一護…。』 『これからウチに来るか!遊子が会いたがってんだ。』 『あぁ…私もだ。』 2人は手を繋いで歩き始めた 肩を並べて やっと気持ちが通じた 夕暮れのことでした ‐END‐ →あとがき
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