1・愛野美奈子

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「なら、信じてみようよ美奈子ちゃん」 うさぎがにっこり微笑みながら、そう言うとなんだか少しエースを信じてみたくなった。 そうね。と小さく返事を返した。 「そうそう、あと3日であたしはアイドルになるからねっ♪」 「あらっ、美奈子ちゃん。 オーディションの結果その日のうちにわかるの??」 「その場で審査して、その場で発表するみたいっ☆」 「美奈子ちゃん。頑張ってね!!!!」 「勿論よ。うさぎちゃん、皆…」 やっと今日初めての笑顔を美奈子が見せた頃、クラウンを後にして、各自の家に帰宅した。 その夜、美奈子の家にまことから電話がかかった。 『美奈子ちゃん、オーディションの次の日、何の日か覚えてる??』 「勿論よ、まこちゃん。 うさぎちゃんの誕生日でしょ??」 皆で、うさぎに衛が居なくても、楽しくて思い出に残る誕生日にしたくて、レイちゃんと考えていたようだ。 『あたしは、お料理とか担当。 レイちゃんは、赤い薔薇と月をモチーフにした写真立て見つけたから、それにするって言ってたんだ。 美奈子ちゃんは??』 「あたしは、あたし達の大好きな曲の星のオルゴールにするわ。 ねぇ、あたし達の力で何か素敵なサプライズって出来ないかしら… そうだ!!!!」 美奈子とまことは素敵なアイディアを思い付き、また明日ね。と電話を切って眠りについた。
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