1・愛野美奈子

2/31
前へ
/41ページ
次へ
「おっはよーうさぎちゃん!!」 「美奈子ちゃん!!」 只今の時刻、8時30分です…って、遅刻しちゃうじゃない!!急がなきゃあー 「うさぎちゃん、早く早く!!!!」 「あっ美奈子ちゃん待ってよー」 キーンコーンカーンコーン… ―――――――――― ――――― ―― 「もう、美奈子ちゃん、うさぎちゃん遅いじゃないか。」 「ギリギリセーフっ☆」 「もうダメー…走れないよ…」 机の上に倒れたうさぎをまことと美奈子が取り囲んだ。 「それにしても、早いわねー…スターライツがキンモク星に帰ってもう1年たつのよね…」 「そうだね美奈子ちゃん…。」 「星野…大気さん…夜天君…火球皇女…皆元気かなぁ??」 その時、教室の扉があいて、先生が入ってきた。 「ほら、皆席につけー。 もうすぐ夏休みだからって浮かれるんじゃないぞ!! っと、今日はなぁ、このクラスに転校生がきたんだ。」 そういって、先生が手招きすると、細身でキレイな顔立ちの男子生徒が入ってきた。 「エース!!!!!!」 (エースが何故!?)
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

144人が本棚に入れています
本棚に追加