1・愛野美奈子

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「みっ美奈子ちゃん?? どしたの?? 美奈子ちゃんの知ってる人??」 「まさかっうさぎちゃん知らないのかい??」 「へっ??まこちゃん、教えてー」 「最上 アキト、皆よろしくね。 僕は、怪盗エースってドラマをやっていたんだよ。 よろしくね、月野うさぎさん、木野まことさん。 そして、久しぶり☆」 そういって、美奈子に彼は手を出した。 昔、まだセーラームーン達と出会う前に、確かに倒したはずのエースいや、ダンブライトが目の前にいる事実に驚きを隠せなかった。 「美奈子ちゃん??」 心配そうに顔を覗くうさぎによって我に返った美奈子は、曖昧に返事をして手を軽く握った。 すると、強く握り返され小さな声で(プリンセス・ヴィーナス)と囁かれた。 「愛野と知り合いのようだから、愛野の横に最上は座ってくれ。」 そういって、彼は前まで夜天がいた席に収まったのだった。 ―――――――――― ――――― ―― 放課後。 「美奈子ちゃん、かーえろ??」 「そうね、うさぎちゃん。」 帰り道、いつもより大人しい美奈子に、亜美は気付いていた。 (美奈子ちゃん…何かあったのかしら??)
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