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翼「急いでるだぁ?俺だって急いでたんだよ!!だいたい遅刻は遅刻なんだしさ、ゆっくり行こうぜ」
美和子「残念でした。美少女である私と一緒にいたいのはわかるけど、私は遅刻だなんだで急いでるんじゃないのよ!!」
翼「はぁ?じゃなんで?」
美和子「…見てわかんないの?」
翼「んっ?」
美和子を見ていると確かに先ほどからそわそわしてたり、ジャンプしてたりで落ち着きがなかった
翼「お前もしかして…」
美和子「わかったなら後でにして!!じゃあね!!」
美和子は言うやいなやダッシュで校舎へと走って行った
翼「小学生か‥あいつは…まぁいいや‥教室行こっ…」
俺は、そんな美和子を見送り終わると、遅刻確定のため、のんびりと教室へ向かった
2‐G
紅葉学園の中では、出席名簿に存在すらない学園からは外されたクラス
生徒は全員で8名
ガラッ
翼「つぃーっす」
ビューン
俺が扉を開けると同時に凄まじい速度の黒板消しが俺の横をかすめた
美和子「バカぁ!!ちびっちゃってたじゃないの!!」
翼「俺も危うくちびりそうだったんですけど…」
美和子「つーくんのバカ」
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