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昔、男ありけり
男=狩りの使ひ
↓
伊勢の国
伊勢神宮に身を寄せる
↓
伊勢の斉宮
親「よくいたわれ」
↓
心をこめてお世話
└朝 送り出す
└夕 斉宮の御座所に来させた
=特別なこと
二日目の夜
男「逢いたい」
女 逢いたくないとも
思っていない
↓しかし
人目が多いので
逢うことができない
↓
女 子の刻
来てしまった
男 外の方に人が立っている
↓めっちゃ嬉しい!
自分のところにつれて入る
↓
丑の刻に帰ってしまった
悲しくて眠れない!
翌朝(早く)
男 何もできないでいた
翌朝(すっかり明けてから)
女から歌
↓
男 ひどく泣いて詠み送り
狩りに出た
↓
狩りの時
男 今宵こそ!
↓しかし
一晩中酒宴
↓
血の涙を流すが逢えない
夜が明けようとするころ
女から盃の皿に歌(上の句)
↓
男が書き継ぐ(下の句)
“きっと逢いましょう”
と詠んで
尾張の国へ帰る
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