プロローグ

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クラスB。その単語を聞くだけで怯える生徒もいる。 「おらぁ!番号の続きを言わねぇか!点呼にならんだろうが!」 中村の怒声が響いた。次の瞬間にはざわつきが一瞬にしてなくなり静かになった。 その後も点呼は続いた。 中村が一人一人の生徒をじろじろと汚い目付きで確認している。 「よーし!では各部屋に移動!自分のやることはわかっているな!?では移動だ!雅、お前はクラスBに来い」 私をにらみ、そう伝えると中村はようやく去って行った。
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