泣き出した空、俺

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今更誰かに拾ってほしいなんて思わない 薄暗い空の中、いつもの場所にちょこんと座った 草だらけの小さな小さな公園 子供が遊ぶ遊具なんて一つもない ただ、ベンチが一つ置いてあるだけの空間 ここが、俺の家 雨に打たれたくないからだろう 公園を通りすぎる人たちは皆、少し足取りを速めている チラリ、人間がこちらを見た 「汚い猫」 そう言って、立ち去って行く
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