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「あ……あの!私、ミリアと言います……あの……えと」
慌てながら説明するが気を落ち着けようと必死になっている。
「あれ?日本人じゃないの?」
山口が撫でながら聞く。
「あ、確か……ハーフです……」
ミリアはそのまま呟く。
「ミリア……さんは、あれ、何で1人でこんなとこに来たの?」
興奮冷めぬままの寺田はとにかく聞こうとする。
「えと、修行……」
「修行?なんか名門な家柄なの?」
山口が聞くとあまりにも不思議な答えが帰ってきた。
「魔法使いって……信じて貰えますか?」
部屋は暫く二人は考え込んでしまい沈黙が走るが直ぐに破れる。
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