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「なーんだ!そんな事くらい信じるも信じないもないわよ!ねぇ!寺田!」
山口が寺田に便乗を求めようと近づく。
「同感だが、そこガラス注意な」
言うや否や山口は急に足を声にならない声をあげ抱え倒れた。
素足で踏んだだけに余計に痛く見える。
(正直、窓ガラスを割った山口の自業自得だし、うるさいのが黙ってこれでようやく知りたい事が聞き出せる……)
そう思った寺田だったがその前にミリアが先に話しを持ちかけてきた。
「あの……寺田さんか……山口さん……どちらか私と契約して貰えませんか?」
それらしい紙を一枚寺田に見せてきた。
「私は……えと、魔法使いが魔法使いの世界以外で……魔法を使うのも……魔法使いの世界で……決められていて、その世界の人間と契約しなきゃ……やたら使ったら行けないんです」
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