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「食べたらデパート行くけどミリアちゃんも来る?」 図々しくも人の家の炊飯器を一食で空にした山口が聞く。 「え……いいんですか?」 ミリアは驚くみたいに言い返す。 「歓迎!歓迎!な、寺田」 「あ……うん、一緒に行こうか」 寺田は魚の骨を解すのを止めて言う。 「よし!じゃあ、そうと決まれば直ぐに行くぞ!寺田!準備しろ!」 山口は家へ靴を取りに部屋に走って戻り帰って行った。 途中上から凄い音がしたが恐らくはしゃぎ過ぎてまた窓ガラスを落としたのだろう。 寺田は余計な事を考えるのを止めて朝食を食べることだけに専念した。
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