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夜、寺田の家にて。
険しい表情をした父親により緊急家族会議を開いていた。
「勇……お前、いつからそんな犯罪を……」
父親が悲しい目で寺田を見る。
母親はのほほんとしていて事態が掴めてない。
そもそも今回は寺田が川で倒れていた少女を見捨てておけずに家まで連れかえった事からだ。
当の少女は今は寺田の部屋に寝かせてあるが父親は今にも手を出しそうになりながらこの時間になれた。
「そうじゃなくてだな!親父!俺はそんな親父みたいなやらしい気持ちで助けたんじゃないんだよ!」
人として当然だが、断固として否定していく。
寺田は普通に倒れている人を見捨てられないだけだが父親は寺田の話を聞かない。
「私は犯罪だけはしない様に教え」「ほざけ!この性犯罪者予備軍が!」
寺田は父親の言葉を遮り断言した。
その後父親は心を折られそれ以上何も言わなくなった。
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