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私は彼を追った、
彼はあの公園で花なんかに話しかけていた、
花はサワサワと揺らめいていた、
あの花…………―!
私の恋人に色目使ってやがる…!!!!
私にさえそんな顔したことないのに…!!!!!
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い―――――――!!!!!!!!!
彼が帰っていった、
ちょうど良かった
カッターナイフ持ってて
私は名前すら呼ばれたことないのに、
あんたはいつも
牡丹―――――ってよばれてやがる、
「私の恋人に色目使ってんじゃないわよ、」
ざくっ メキッ
ブチブチ バスッ
ぐしゃっぐしゃっ
はぁ………イイキモチ…
そうだ、この花を彼に上げよう。
私はかろうじて無事な花の部分を拾い上げる
……………
花のくせに身の程をわきまえろ。
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