†愛を込めて

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仕方なく家に帰ると、玄関には例の袋はなかった。 ―――――……けれど 「……――!!」 その袋は僕の部屋の机に乗っかっていた。 メモが置いてある。 わ た し の あ い を あ げ る 。 「―――!!!」 体が拒否反応を起こし 鳥肌が立つ。 意を決して、袋を手に取る、 中には、指輪を入れるような小さい箱 震える指でつまみ上げる、 ………………こんな時にまで視線が… 息が荒くなってきた、 ――――パカッ 箱の中のモノと視線がぶつかった。 「――…う…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!!!」 ぼとり、 そのモノをと、何か、血液と思われる液体を床にぶちまけて 僕は家を飛び出した。
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