プロローグ

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     * とある国の人々は今日という日に浮かれ騒いでていた今日くらい仕事を休んでもいいだろうという考えは町中に広がり、人々は酒場に詰め寄った。 そして店の酒がなくなるまで飲み尽くしていた。 年中無休が取り柄の店の主人でさえ客がこなければ話にならないとこの日だけは店を休みにし皆と酒場で飲み騒いでいる。 酒場だけではなく乾杯の声は町中で叫ばれていた。 この町の者であれば誰彼かまわずグラスを突き合せ何度も何度も乾杯を言い続けた。 これほどまで皆が浮かれ騒ぐ原因は城にあった。
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