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勢い良く部屋に入ったはいいが入った途端、王はたじろいでしまった。
ベットで今生まれたばかり赤子と横になっている、自分の妻がいつになく美しく見えたのだ。
窓から入ってくる光が王妃を照らし、そのおかげで王は自分の妻に見とれてしまった。
「あなた?」
その言葉で王は我に返り、王妃に近づいた。
「よくやったな…」
王はそれを言うのが精一杯だった。
他の言葉は出てこなかった
今だに王妃の顔を直視出来ないでいる。
「いえ…。」
しかし、王妃はその言葉だけで充分だった。王の顔を見ればそれだけで全てを理解出来きた。
「あなた…。先程から、外が少し騒がしいような…」
王妃の言う通り外でガヤガヤ声が聞こえる。
王は光の差す窓へ近付き、外を見た国民が歓声を上げている光景が見えた。
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