。+゚賢者の石゚+。

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賢者の石、それは錬金術師の力を限界以上に底上げする不思議な石。 伝説上の代物と言われたそれは今彼等の目の前にある。 アル「僕たちが扉の向こうに持っていかれた手足と体。それを取り戻すための手がかり。」 エド「ヨッシャ!さっさと賢者の石を持って帰るか。大佐の奴驚くぞ。」 エドはニイッと笑い賢者の石が置かれているであろう場所に歩いて近づく。 賢者の石は円上のテーブルの上に無造作に置かれていた。 エド「賢者の石、ゲットだ。」 エドはテーブルの上の賢者の石に手を伸ばす。 賢者の石はテニスボールほどの大きさで球状の形をしている。 エドの右手によって石は手のひらに乗る。 アル「帰ろう兄さん。」 エド「あぁ。」 エドは石を見つめたまま出口に向かってアルと歩き出す。 真っ赤な石を見つめるエドの瞳には若干不安の色が見えた。 ――バシーーーーッ!! エド「・・・・・・・!?」 アル「・・・・・・!?」 それは突然起こった。 石を持っていたエドを中心に地面に錬成陣がが出現した。 巨大な錬成反応に同調して石も真紅の光を放つ。 エド「な、なんだこりゃ!?」 アル「に、兄さん!!」 エド「アル―っ!?」 自分の名前を叫ばれアルの方に向き直る。 しかしそこにアルの姿はなかった。 エド「・・・アル?・・・アルフォンス」 ――パキィィィィン! エド「んな!?」 エドか右手に持っていた石は半分に割れて片方が強い錬成反応と共に消えてしまった。 残った半分は更に強く光だしエドの体を分解していく。 エド「(この感覚!?人体錬成の時と同じ?)」 気がつくと、エドは真理の扉の前にたっていた。 .
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