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入り口まで近づくと想像した以上に扉は大きかった。
エド「でっけぇ扉、・・・ん?呼鈴がねぇな?」
前にいた世界には扉には呼び鈴と言うものが存在した、それが無いとなると中の人に自分の存在を知らせることができない。
エド「スイマセーン!誰かいませんかぁ?」
これだけでかい建物だと中の人に声が届きにくいが仕方がない。
出来る限りの大きさで叫ぶエド。
すると意外な場所から返事が返ってきた。
《いや~叫ばなくても聞こえてるぞ!》
エド「へ!?」
回りを見てみると真っ黒い球体に羽がはえたような奇妙な物体から声が聞こえてくる。
《えーと何の用かな?旅の人?》
エド「・・・ぁ、この崖を登ったらおりられなくなってしまって、出来れば中に入れていただきたいんですが。」
ここで悪い印象を与えるわけにはいかない、そのため普段使わない敬語で話すことにした。
《じゃあ悪いけど門番の身体検査を受けて。》
エド「・・・・・・門番?」
エドが呟くと扉だったはずの場所からなにやら顔らしきものか浮かび上がった。
門番の目が怪しくひかり、エドの体を照らすとレントゲン検査を始めた。
《レントゲン検査開始!アクマか人間か判別。》
《コイツ、人間じゃねぇぇぇぇ!!!》
エド「Σはぁっι!?」
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