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亜「……。」
なんか気まずいんだけど。
輝「はぁ…いや…ごめん。自分にイラついてる。」
亜「なんで?」
輝「…亜紀がそんなに疲れてることに俺じゃなくあいつが先に気づいて…俺は情けない。」
あぁ…こんなに想ってくれてるなんて私は幸せ過ぎる。
だから不機嫌なの?
亜「輝は悪くないよ。私が直接輝に言えばよかったよね」
煌さん伝いだから余計嫌だったんだよね。多分。
輝「いや。いいんだ。亜紀は気にするな。」
気にするよ。
大切な人が少し落ち込んでるんだもん。
落ち込んでる?というか心配だし。
輝「俺の問題だ。」
輝って子供なんだか大人なんだかわかんないよ。
亜「もう。前、輝が全部しょい込むなって私に言ったじゃない。私達夫婦の問題でしょ?」
輝「…夫婦の問題?」
亜「そ。輝が私のこと想ってくれてるように、私だって輝のこと…お、想ってるんだから…だから…」
言ってるうちに段々恥ずかしくなって声がちっちゃくなっていった。
でも声に出して言わないと伝わらないことだってある。
わかってほしいから。
あなたは私にとって本当に大切な人なんだって。
輝「……。」
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