25315人が本棚に入れています
本棚に追加
勝手に口からどんどん出てくる言葉達は輝に伝えたいというキモチで溢れていた。
亜「だから…輝の問題は私の問題でもあるし…輝は、私の一番大切な」
輝「もうそこまでにしてくれ。」
え…
私の言葉は…
この人に伝わらなかったのかな。
輝「…今の俺にはつらい」
亜「…っごめ…」
頑張って搾り出した声はもう少しで震えそうになっていた。
言い過ぎて怒っちゃったのかな。
でしゃばったりしたのがいけなかったのかな。
こんなことで泣いちゃいけない。
輝が悪いみたいじゃん。
あー情けない。この頃涙腺がヤバくなってきてる。
我慢。我慢。我慢。我慢。我慢…
亜「！！」
…できなかったー。
目に涙が溜まりかけた頃輝は私をギュッと思い切り抱きしめていた。
それと同時に一気に流れ出た涙は輝の肩を濡らしてしまった。
そして彼は耳元で囁いた。
輝「もうそれ以上こんなとこで嬉しい言葉を言わないでくれ。
…我慢できなくなる。」
涙腺崩壊。
我慢できなかったのは私です。
.
最初のコメントを投稿しよう！