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何時間もの空の旅はなんだかんだで過ぎていった。
まぁ、約半分寝てた私ですけどね。
隣のカレの肩を借りて。
「あーちゃんあーちゃん」
亜「ん?どした碧?」
輝と反対隣に座っていた碧が話しかけてきた。
朝が早かったせいか、搭乗前からウトウトしていた碧は離陸前にもう深い眠りに落ちていた。
そして今はもう目はパッチリ。
碧「ケッコンしたらもう会えなくなるって本当?」
亜「え゛?!そんなことないよ…ってか誰が言ったの?」
まったく碧に変なこと吹き込んだのは誰よ!
碧「そうなんだぁ!なんかね、お昼のテレビ見てたんだ。そしたら、
『ケッコンしたらもう会えなくなるけど…』
って言ってたからさ!」
テレビかよ!
ってか多分シチュエーション間違えてない?
しかも子供が昼ドラ見るもんじゃないよ!
碧ってば昔から変なとこばっか記憶するんだから。
心配で仕方ないよ。
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