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あらま。
輝に携帯画面を見せる。
輝「…どうぞ」
亜「?…あの、」
輝「なに?早く出れば?」
亜「あー…うん」
私は疑いの顔でもう一度輝を見る。
[この態勢のまんまで?]って聞きたかったんだけど私はその言葉を飲み込み電話に出ようとした。
輝は退こうとしない。
…というか一時停止してる。
私はベッドに仰向けで寝た状態でそれを輝が四つん這いで覆う態勢だった。
けどやっぱり一言だけ言っときたかった。
亜「…何も…しないでよ?」
輝「早く出ろ」
ッギャッ!!
亜「はい!もしもし!」
怖いよっ!!
美『ブッ!返事良すぎだし!元気だねー。亜紀ー、ショッピング式の後にしよ?私ちょっと疲れちゃったー。』
お?
これは好都合じゃないですか。
輝君にとってはね。
亜「いいよー。じゃあ…あっ…」
ってこらぁ!
この電話の時間ぐらい我慢しなさいよ!
…っていうよりわざと?
輝ならやりかねない。
こいつはやる男だもん!
私で遊ぶんだから!
美『亜紀…?どうかした?』
輝は私の首元から胸にかけていつもより長めのキスをしていく。
本当、私、大丈夫かしら。
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