25315人が本棚に入れています
本棚に追加
亜「ん?あ、なんでもない!
じゃ、じゃあね美咲!」
美「うん…亜紀……楽しんでね!」
ブチッ!
美咲は勢いよく携帯を切った。
今の…バレてたんでしょうか…。
きっとバレてたんでしょうよ!
亜「美咲にバレてた!」
輝「?それは好都合だな」
輝は首を傾げ得意な悪気のない顔をする。
亜「あー!」
すると輝は私から携帯を取り上げポイッと後ろへ投げた。
広いベッドのせいなのか輝が軽く投げたせいなのか床には落ちなかった。
さっきと態勢は変わらず私の腿の横に膝をついて跨がり顔の横に彼は両手をついていて、腕立て伏せの曲げる前の状態で私を見つめていた。
まるでおあづけをくらっている感じで。
待ってるの?
待てって言ってないけど一応待ってくれてるの?
輝「…もういいか?」
亜「へ?」
輝「…もういいな。」
自己確認?
そしてそのまま私と彼の距離はゼロミリになった。
返事してないし!よし。っとも言ってない!
そもそも返事なんかいつもしてないか。
.
最初のコメントを投稿しよう!