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そういえば私の携帯どこにいっちゃったんだろう。
まぁいっか。
亜「寝てるのに起きちゃうじゃんか」
私はそのままの態勢で手を伸ばし携帯を取ろうとする。
あれ…届かない。
!
体を起こそうとした時私じゃない手が伸びて携帯を取り話し出した。
――――え?
目を閉じたまま。
輝「………。……あぁ。こっちはこっちで済ます。……勝手にどうぞ。」
携帯を切ると元の位置に戻した。
亜「………。」
何もなかったかのように目を潰ったまま。
いつ起きた?
今起きた?
ずっと起きて…た?
まさか…そんなまさか。
私は輝の行動に放心状態のまんまだった。
亜「……」
輝の鼻を再びツンツンとつついてみた。
何今の。
さっきの私の夢なんかじゃないよね。
輝「………。」
混乱しそうな頭を必死で落ち着かせる。
なぁんだ。きっと電話で起きたんだわ。
でも今の電話なんだったんだろ。
亜「済ます?勝手に?どうぞ?」
意味わかんないや。
輝「…ご飯の話」
亜「そう。」
……!!!
起きてる!!起きてるよー!
今度はいつ!?
私はびっくりして上半身を起こしてしまった。
亜「え、うわぁあ」
すると私は輝に素早く引っ張られた勢いで力無い変な声と共に元の位置に戻された。
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