残りの高校生活

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岡崎『ふぁぁ…眠い…』俺は誰もいない通学路を歩く。 岡崎『そういえば昨日一緒に行く約束するの忘れたけどどうしてるかな…』 杏の事を考えながら歩く岡崎『ま…学校に行けば会えるか。』 そう呟くと… う゛ぃぃぃん! 岡崎『ん?づあ!』 後ろを振り向こうとした瞬間はねられた。 岡崎『ってぇ…。』 杏『ごめん朋也。大丈夫?』 岡崎『杏!お前またバイク通学かよ。』 杏『寝坊しちゃったし…昨日一緒に行くって言ってないから朋也先に言っちゃったと思って…』 顔を俯いて話してる杏はどこか可愛く見える。 岡崎『…俺もそう思ってたけど学校で会えるから歩いてたんだけどな』 杏『それってもう一緒に登校しなくてもいいって事…?』 岡崎『馬鹿…そんなんじゃねぇよ。それにここで会えたから一緒に行けるだろ?』 杏『そうだけど…でもたまたまだから…』 岡崎『…こういうこと言うのも何だけど二人とも寝坊ってことは相性がいいってことだ』 杏『なんかちょっと違くない?』 岡崎『気にすんな。ほら行くぞ。』 杏『あっ。待ってよ。』杏はバイクを引きずってくるので杏のペースに合わせる。 岡崎『お前そろそろバイクで通学すんのやめろよな』 杏『今日はたまたまよ。』 岡崎『そうか?』 杏『最近はね。朋也と一緒に行ってるし。』 岡崎『ふぅん。まぁ教師には見つかるなよ。』 杏『大丈夫。任せときなさいって』 そんな話しをしてると坂の下までくる。 杏『じゃあ私バイクを置いてくるから先に行ってて。』 岡崎『ん?…あぁ』 杏の背中を見送る』 ……。 杏『あれ?待っててくれたの?』 岡崎『まぁ先に行っても暇だしな。』 頬をぽりぽりかきながら。 杏『じゃあ行こ。』 岡崎『引っ張んなって。』 杏『ほら早く。』 引っ張られながら坂をのぼっていく。 杏『じゃあ昼休みに』 岡崎『あぁ。』 そのまま教室に入る。 岡崎『よぅ。今日は早いな。』 春原『よっ岡崎。』 岡崎『いつからいるんだ?』 春原『ついさっき。今日は一人で来たのか?』 岡崎『いや途中で杏と会ったから一緒に来た。』春原『ふ~ん。相変わらず仲良いね。』 岡崎『なんだよその顔は。』 春原『別にぃ。やっぱ岡崎と杏だなぁと思って。』 岡崎『どういう意味だよ?』 春原『いや岡崎には杏じゃないと釣り合わないと思って。』 岡崎『ばかお前には関係ないだろ』 春原『顔赤くしてたら説得力ないよ。』 岡崎『うるさいな。それを杏にも言ってみろよ。』
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