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前にいたはずの女が、後ろで薄気味悪く微笑んでいるのだ。
「少年、何してるの?」
「お前達が母さんと父さんを殺したのか⁉」
「そうよ、ま、正確には、ゼロが一人で殺っちゃったんだけど?」
クスクスと笑う彼女の後ろから、刀を持っていた男と、黒いコートをはおった男がやってきた。
「なんだ…、まだネズミがいたのか……」
刀を持っていた男がそう言うと
「顔…、見られたから、殺って」
黒いコートの男がそう言った。
「はいよ」
一瞬なにが起こったかわからなかった。気がついたら…
死んでたんだ――…
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