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「……ってのが、俺達の過去。で、今はそいつらに復讐するために、屍として生きてる。…だから俺達には、家がないんだ。…………わかったかな?」
「あ……あ、あ…、凄い話だな………、ってか、お前ら屍⁉しかも復讐って…?」
「そうよ。私達は、屍。五年前のあの日から、復讐する事だけに縛り付けられている……。でもね、屍の体も慣れれば楽だわ。一年間何も食べずに生きられるし、感情がないから、人や動物を躊躇無く殺せる。少し困ってるのは、感情がないから表情が作れないこと。笑顔も…泣き顔も……全てつくらなくてはならない…。」
「…屍ってのも、大変だな。で?その屍兄妹が俺なんかになんの用だよ⁉」
「ああ、そのことだけど、俺達をしばらくここに置いてほしいんだ。家がないから。」
「あ゛あ⁉何で俺なんだよ‼他にもいるだろ⁉物好きがさ‼」
「まあまあ、そう怒るなって💧」
「怒るわ‼」
「…💧置くと言っても、飯も水もいらないんだ。ただ、置くだけだよ。いざとなったら姿も消せるしな。」
「お願い‼置いてよ。迷惑かけないから‼ねっ⁉」
《充分迷惑被ってるけど…💧》
「う~ん、それならいいけど…」
「本当に⁉ありがとう‼」
「でも、学校どうするんだよ?」
「行くわよ。もちろん🎵当たり前じゃない😁」
「花月さんは?」
「俺?俺は行かないよ。学校自体苦手だし、姫花見たいに生きている人間と普通にはなせないし、それに、俺らを殺した組織“臣”についても調べる事がたくさんあるしな😃💦」
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