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三十分後、学校到着
席について先生を待っていると、先生が転校生を連れて入ってきた。
「今日からこのクラスの一員になる、桜井姫花(さくらいひめか)さんだ。みな、仲良くするように。」
『ハ~イ‼』
みんなが返事する中、俺は思い出していた。
今朝の夢を――…
(夢に出てきた女の子だ‼)
俺は、驚きのあまり、言葉を失った。
「えぇ、じゃあ桜井さん、今空いてるのは…、望月の隣だな、そこ座って。」
「ハイ。」
「え゛っ⁉」
…………………ニヤッ
そうやって笑みを浮かべる彼女を見て、俺は凄まじい程の恐怖感を感じた。
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