人と屍の出会い

4/6
33人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
学校が終わり、家に帰るため、鞄を背負って、教室を出ようと扉に手をかけたそのときだった。 「望月君‼ちょっと待って‼」 「え?」(桜井さん⁉) 「あのね、昨日からお兄ちゃんがいないの。」 「あの~、お兄さんがいないのと俺に何の関係が…」 「それがね、お兄ちゃんが書いたらしき手紙に“望月遥の家にいるからくるように”って書いてあったんだ。だから、あなたの家まで行っていいかな?」 「えっ?べ、別にいいけど、本当にいるの?」 「きっといるわ。だってお兄ちゃんは、私に嘘はつかないもの‼」 「そう、わかったよ。それほど言うなら、付いておいで。」
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!