マートス イズ カー

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マートスが信号で止まると 隣の車線の緑の車体が視界に入った マートスは二度見した 「お…お前は…」 ふっくらとしたボディに マートスと同じ煙突がデコレーションされた車体は 明らかに機関車だった 「俺の名はバーシー。この辺一帯を仕切ってる。」 緑の機関車は自らをバーシーと名乗った しかしマートスは全速力で信号を無視し走り抜けた バーシーはマートスの背中を悲しい目で見つめていた。
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