185人が本棚に入れています
本棚に追加
「う゛ぉぶっ!」
ガシッと、効果音がなりそうなほど勢いよく顎を掴まれた。顎というよりは口も一緒に塞がれいる。
「ん゛んー!」
なにすんだ!と声にだそうとするが、くぐもった声しかでない。
睨みをきかせた眼で相手を見ようとした瞬間、口が解放された。
そして、文句を言おうと開けた口に手の代わりに暖かく柔らかいものを宛がわれた
「……」
今、何されて…
そんなこと思っているうちに事は進む、閉じていた唇が舌先でこじ開けられ相手の舌が侵入してくる。ぬるり、とした感触と熱い舌が俺の口内を犯して、息も絶え絶えになりながらそれに答えるようにこっちからも舌を動かす。吸って絡めて、存分に彼を味わった。
「ん゛ん…ぅン…」
酸素が足りなくなってきて頭が朦朧としてきた中で彼の胸板を叩いた。すると俺の限界を悟ったように唇を解放してくれた。
「ん、ぁ…ふぁ……ぼす…」
長かったキスが終わり視界が潤んだ、しかも舌足らずな話方になってしまいちょっと恥ずかしかった。そのせいか頬が少し熱い。
何すんだ
そう、目で訴え、睨みつけるように見るとXANXUSはため息をはいて言った。
「てめぇは………馬鹿なのか」
最初のコメントを投稿しよう!