185人が本棚に入れています
本棚に追加
「……………………………はぁ゛?!」
いきなりキスした後の第一声がそれかよ!何が言いたいのかわからねぇ…!!
「答えろ…カス、二秒以内に」
「ぇっ、う゛ぉっ…お、俺は馬鹿じゃねぇぇぇぇぇ!!!」
思わず勢いよく大声が出てしまった。しまった!と思い腕を前にして身構える。いつもはここでうるせぇ、とお得意の鉄拳が飛んでくるのだ。だが、相手にはその気がないようでただこちらをずっと見ている…
今日のボスは何だか変だなぁ……変なもんでも食ったのかぁ?
と、失礼なことを思っていたら鋭い目つきで睨まれた。超直感使うなぁぁ!!!
「……馬鹿じゃねぇならそろそろ気づきやがれ…めんどくせぇ」
またまた、訳がわからないことをXANXUSは言う。だからさっきから何だってんだ…ぼーっとして考えてたら、モヤモヤした俺を残したままXANXUSはこの部屋を去ろうとしていた。
「う゛お゛ぉぉぉい!!!ちょっと待てぇ…………ぁ」
このままわからないのは何だか嫌だったから俺はXANXUSの腕を引っ張って引き戻そうとした。だが、XANXUSの微かに赤くなった顔を見た瞬間、腕に込めていた力が自然と抜ける。
「XANXUS……っ」
「っ!……ドカスが!!いちいち小っ恥ずかしいこと言わせんじゃねぇ!!」
最初のコメントを投稿しよう!