愛情表現

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「……………………………はぁ゛?!」 いきなりキスした後の第一声がそれかよ!何が言いたいのかわからねぇ…!! 「答えろ…カス、二秒以内に」 「ぇっ、う゛ぉっ…お、俺は馬鹿じゃねぇぇぇぇぇ!!!」 思わず勢いよく大声が出てしまった。しまった!と思い腕を前にして身構える。いつもはここでうるせぇ、とお得意の鉄拳が飛んでくるのだ。だが、相手にはその気がないようでただこちらをずっと見ている… 今日のボスは何だか変だなぁ……変なもんでも食ったのかぁ? と、失礼なことを思っていたら鋭い目つきで睨まれた。超直感使うなぁぁ!!! 「……馬鹿じゃねぇならそろそろ気づきやがれ…めんどくせぇ」 またまた、訳がわからないことをXANXUSは言う。だからさっきから何だってんだ…ぼーっとして考えてたら、モヤモヤした俺を残したままXANXUSはこの部屋を去ろうとしていた。 「う゛お゛ぉぉぉい!!!ちょっと待てぇ…………ぁ」 このままわからないのは何だか嫌だったから俺はXANXUSの腕を引っ張って引き戻そうとした。だが、XANXUSの微かに赤くなった顔を見た瞬間、腕に込めていた力が自然と抜ける。 「XANXUS……っ」 「っ!……ドカスが!!いちいち小っ恥ずかしいこと言わせんじゃねぇ!!」
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