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僕は家につくとまた泣いた。
数日後僕はMoonDeamのDVDを借りて見てみた。
ルナたんが教会で主人公を待っていた。だけど、主人公は力つきてルナたんの所まで行けなかった。その後主人公の死を聞いたルナたんは彼の元にいこうとするが、新しい命がある事を知り生きる事にした。子供と一匹の猫と共に穏やかで幸せな日々を暮らすルナたんの姿で物語は終わっていた。
どこか似ている感じがした。最愛の人を永遠の別れを僕たちはしていた。だけど、ルナたんには子供がいるが僕にはいない。僕はどうしたら生きていけるんだ。
かけがえのないモノを沢山くれた彼女…僕は彼女なしで生きていく強さなんてない
何も変わらない日々が続いていた。自殺なんか出来なかった。病気と戦っていた彼女に申し訳ないからだ。
「みゃあ~」
一匹の猫が僕に懐いてきた。
「あげるものなんかないぞ」
それでも猫はすりよってきた。
「僕と一緒に暮らすか?」
「にゃあ」
その猫を抱きかかえ僕は家に連れて帰った。
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