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身長155㎝体重80㎏の僕に恋人ができた。夢なら醒めないでほしいくらいだ。
彼女ができて色んな所に出掛けた。遊園地や映画、その他にもコスプレのイベントにいった。彼女がMoonDeamのルナたんの格好してくれた。その時の写真は一生の宝物だ。
そんな日々がずっと続くと信じていた。今思うと、なぜ気づけなかったのかと悔やむ時がある。だけど、僕が気づかない様に彼女は努力していた。時折、違う未来もあったのではないかと思う時もあるけど、僕は彼女との出会いがなければ良かったとは思わなかった。ただ何か出来なかっただろうかと思う日々はある。
「さと君とっても楽しかった」
「僕もだよ」
「離れたくないね」
「うん…」
別れる時はいつもこんなだ。
「いっそ、結婚でもする?」
口が滑った。バカとか言われるかと思ったけど、涙を浮かべて彼女は去っていった。
それから連絡が途絶えてしまった。
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