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あれからメールや電話しても返事がなかった。家に行こうか悩んだが、嫌われるのが怖くていけなかった。
…結婚でもする?…
なんであんな事言ったんだろ…
呆れたのだろうか…
やっぱり僕みたいなチビでデブでオタク人間は嫌なんだ…
日々モヤモヤしながら生活していた。それから2ヶ月たったくらいに彼女からメールがきた。
さと君と別の人と私結婚します。
頭の中が真っ白になった。彼女が結婚する場所と日にちが書いてあり、出席してほしいとかいてあった。日にちは明日だった。
PS.白い服装できてね
白い服などあっただろうか…
怒り・悲しみ通り越して虚しさだけがあった。何かにとりつかれたみたいく明日の支度をしていた。ほとんど眠れないまま、指定された場所に向かった。なぜ行ったかわからなかった。ただ行かなくちゃという思いがあった。そしてきちんとした身なりでと思っていつもはきちんとやらない髪型さえ整えて出掛けた。
天気は快晴だった。結婚式には最高のシュチュエーションだった。
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