第7話

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「何やってんだよ?」 「ホントよね、って、え?」  背後から聞き覚えのある声。 「何やってんだよ亜紀?」 「マコ?」  振り向くとそこには見知った顔が立っていた。あ、なんかワナワナ震えてる…… 「お、お知り合いですか?」 「え?あぁ……なんというか……近所に住んでる……幼なじみ?」 「オイッ!答えろよ亜紀!おまえなんで半ベソの女の子と恋人つなぎで手つなぎながらピターッと寄り添いながら歩いてんだよ!」  この男、〝天河 真(アマツガワ マコト)〟。まぁ、私の幼なじみに違いないんだが、なんというかつまり…… 「このオレというものがありながら……オレとだって恋人つなぎしてくれたことないのに……酷いじゃないかマイハニイイイィィィッッッ!!」
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