第7話

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ビクっとなって私の後ろに隠れる沙月さん。まぁ、当然の反応よね。うわっ!こいつガン泣きしてるし。えぇ、つまりこの男、自分で言うのもアレなんだけど……私にベタボレな訳である。  最初に告白してきたのは幼稚園の年中の時。私が「将来は(同じクラスの将吾くんの)お嫁さんになりたい」って言ったら何を勘違いしたかこの男「オレが幸せにしてやる!」とか言い出しやがって……  それ以来、幼稚園、小中学校と卒業文集の将来の夢の欄に「亜紀をお嫁さんにすること」と書き続けている。
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